ミャワディには不思議な車があった。ナンバープレートが普通ではないのだ。ミャンマーのナンバープレートは2段になっていて、上にたとえば YGN (ヤンゴンの略)などと地域の略号があり、下に番号かある。ミャワディはカレン州(カイン州)なので、上段には KYN という略号がなければいけない。しかし、略号が何もなく単に番号だけのナンバープレートが非常に多いのだ。
ミャワディに行こうと思ったのは、実は日本人の友人WさんとKさんから話を聞いたのがきっかけだった。古道具が大好きなWさん、ミャワディにKさんと行ったときにメーソート側で日本の古い湯呑みやツボや人形を大量に置いている店を見つけたというのだ。いくつも同じような店があるという。おまけにイミグレを通らずに自由に行き来しているとのこと。そりゃ面白い!
タイ国境の町、ミャワディに行ってきた。ミャワディからタウンイン(タイ語ではムーイ)川という小さな川を渡るとタイのメーソートだ。今は外国人もこの国境から正規に出入国できる。
ヤンゴンからミャワディまでは毎日バスが出ている。今回乗ったバスはヤンゴンを夜8時半発でミャワディに朝6時半に着いた。帰りは、朝10時ミャワディ発で、ヤンゴンに夜9時ごろ到着だった。
巨大寝釈迦から車で南下して1時間弱、タンビュザヤに着いた。町を通る線路沿いの一角に公園があり、そこに小さな博物館が建っていた。これが泰緬鉄道の博物館だ。そう、タンビュザヤは泰緬鉄道の終点として有名な町だ。博物館の正面には THE DEATH RAILWAY MUSEUM Thanbyuzaya と、大きく名前が記されていた。
モーラミャインを出発して30分ほど経ったころだ。スマホでGoogleマップを開いてムドンのあたりを拡大した。もしかしてこれ? 西南西に頭を向けたそれは、赤茶色の袈裟をまとった横たわっていた。拡大すると画面からはみ出てしまうくらい大きかった。
先日、友人の車でモーラミャインへ行ってきた。BREEZEというアメリカ西海岸にありそうな名前の古いゲストハウスに泊まった我々は、夕食に出かけることにした。宿の老マネージャー氏に、モン料理を出すレストランがないか尋ねた。モーラミャインはモン州の中心地、せっかくだから食べるならモン料理だ。マネージャー氏に教えられたのがヤダーナンだった。