先日、ミャンマー人の友人のお父さんが亡くなってヤンゴンの火葬場イェウェ(Yay Way)に行ってきた。ヤンゴンには火葬場が全部で4ヶ所あり、ここイェウェは最も大きな火葬場だ。近くには長距離バスターミナルや日本人墓地などがあり、ダウンタウンから車で1時間以上かかる。
モーラミャインを出発して30分ほど経ったころだ。スマホでGoogleマップを開いてムドンのあたりを拡大した。もしかしてこれ? 西南西に頭を向けたそれは、赤茶色の袈裟をまとった横たわっていた。拡大すると画面からはみ出てしまうくらい大きかった。
昨夜、友人からスマホの写真を見せられた。
「この花知ってる?」
厚ぼったい赤紫色の花びら。質感はチューリップのよう。中心が奇妙だ。白い舌のような花びらがクルリとUの字に曲がって、その先にたくさんの黄色い雄しべだ。花瓶に飾られていたが、実際には茎がないので棒にさしているのだという。この花、きれいというかなんというか、かなりインパクトの強い個性派だ。ちょっと、食虫植物のような雰囲気もする。
今日、11月6日は、ビルマ暦タザウンモン月の満月のお祭りでした。
仏教徒にとって特別なお祭りのひとつです。
10日ほど前から、寺院などに寄進する日用品やお札などの品々で、道端や市場が埋め尽くされます。
人々の様子も、どことなく浮き足立っているような感じでした。