ヤンゴン空港からエアポートシャトルバスに乗ってみた
ヤンゴン国際空港からダウンタウン方面へ市内を南北に結ぶエアポートシャトルバスが去年の7月から運行を始めた。私はなかなか乗る機会がなかったが、今回ヤンゴンとバンコクを往復したのをチャンスとばかり、このバスに乗ってみた。
今までは空港とダウンタウン近くにある自宅の間はタクシーを使って7,000~8,000チャット(約520~590円)ほどかかっていた。これがエアポートシャトルバスだと500チャット(約40円)と格安だ。
バンコクからヤンゴン空港(以前はミンガラドン空港と呼ばれていた)のターミナル1に到着したのが午後6時頃。まずはバス乗り場だ。インフォメーションカウンターで尋ねると2番の出入り口が近いということで、そっちへ向かった。2番から外に出ると右前方にバスが2台停車していた。あれに違いない。
バスルートは2種類あり、ひとつはインヤ湖の東側、カバエパゴダ通りを走るバスで、もうひとつはインヤ湖の西側、ピィー通りを走るバスだ。私が乗りたいのはピィー通りのほうのバスだが、どっちのバスも行き先表示が同じ「YBS *AIRPORT ⇔ SULE」になっている。運転手に聞くと、前のバスがピィー通りを走り、後ろのバスがカバエパゴダ通りを走るという。乗る時に間違えないよう確認が必要だ。
このバス、去年の11月から24時間運行となった。早朝便や深夜便でもちゃんと使えるのなら非常に便利だ。両ルートのバス停は次のようになっている。
Pyi Road Route | Kabar Aye Pagoa Road Route |
Yangon International Airport (9) Miles Ocean (8) Miles Junction (7) Mile Hotel Ady Junction Lotte Hotel Innya Kan Boung KBZ Head Office Junction Square Dagon Centre TawWin Centre City Mall (St. John) General Hospital Junction City Yangon Railway Station |
Yangon International Airport (8) Miles Junction Yangon Hotel Nawaday Cinema Kabar Aye Pagoda Sedona Hotel Myanmar Plaza Melia Hotel Excel Hotel Shwe Gone Dine Shwedagone Pagoda Zoological Garden Park Royal Hotel Thamada Cinema Shangrila Hotel Sule Square Sule Pagoda Yangon Railway Station |
バス料金は500チャット均一。バス前方の乗車口に料金箱が設置している。この料金箱は単なる箱なので、おつりは出ない。車掌がいないワンマンバスで、日本とは違い運転手がおつりをくれることはない。ということは、ミャンマー流に自分で対処するしかない。1,000チャットしか持ってない場合、次に乗り込んできた人から500チャットもらい、自分の1,000チャットを箱の中に入れればOKだ。5,000チャットや10,000チャットしか持っていない場合はかなり大変な作業になる。なので、500チャットや1,000チャットはぜひ用意したほうがいい。
5分おきに運行というだけあって、バスはすぐに出発した。席は8割ほど埋まっていたが、外国人はどうも私一人だけみたいだ。途中のバス停で乗り込んでくる人がいるのでバスは徐々に混んできた。
乗っていて気になったのが、バス停の案内がまったくないことだ。バス内部にバス停の掲示がないし、運転手からの案内もまったくない。ヤンゴンに慣れている人ならいいが、外国人旅行者は大変だ。そういう場合は、周りの乗客に聞けば助けてくれるはずだ。または、運転手にあらかじめ伝えとくのもいい。スマホのGoogleマップとGPSも役に立つ。
空港を出てから1時間20分ほどでうちの近くのバス停に到着した。夕方のラッシュ時に重なったのもあったが、タクシーよりは時間がかかった。タクシーだとたぶん1時間弱だったのでは。
今回乗ったエアポートシャトルバスはエアコンも十分効いていて快適だった。時間に余裕があって荷物が少ないときはこれからも活用したい。
ところで、今日4月17日はビルマ暦(ミャンマー暦)の新年だ。今日からビルマ暦1381年が始まる。
明けましておめでとうございます。
コメント
空港バス、24時間運行になったのですね。
これで、早朝の国内線でも、タクシー使わずにすみそうで。
ただ、ルート図、バス停だけでなく、沿線のホテル名も記載されていて紛らわしいですね。
また、不思議なのは、旅行者が殆ど使って無いのは、何故?
海外や旅行者への宣伝が足りないんでしょうか。空港内でエアポートバスへの案内も見当たらなかったぐらいですから。
それと、地元の人には便利ですが旅行者は戸惑うでしょうね。バスに乗っていてもどこを走っているかスマホの地図がなければ分からないです。もうちょっと旅行者に優しければいいのですが。
ヤンゴン中央駅から2時間待ちました。時間に余裕が無いと無理です。2019/12/1乗車。
空港まで2時間かかったわけではなく、ヤンゴン中央駅でエアポートバスが来るのを2時間待ったということでしょうか。バスを待っていたのは何時ごろでしょうか?