ヤンゴンの年越しはクルフィ マライ(アイスクリーム)で

今年の大晦日は去年より静かだ。近くでやっていた年越し野外コンサートの会場が他の場所に移ったからだろう。静かになるといつもの物売りの声も聞こえてくる。ちょっと哀愁を帯びた男の声が響いてきた。
「クルフィ マラーーーイ、クルフィ マラーーーイ」

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ミャンマーの餅、赤紫色のコーボウッ

何年か前にミャンマー人の知り合いからモチをもらった。コーボウッ(ခေါပုပ်)と呼ばれるそのモチはシャン州のおみやげで、なかなか美味かった。それを思い出し、ヤンゴンでも手に入らないか探した。ヤンゴンでは八百屋で売っているという話だ。近所にある路上八百屋で聞いてみた。

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チン州のインド国境、リーコーダ(Rihkhawdar)に行ってきた(その2)

ミャンマーの国境というと、中国国境のムセ・瑞麗とタイ国境のミャワディ・メーソートに行ったことがあるが、両方とも人と車で大賑わいだった。しかし、ここリーコーダ・ゾーコーダの国境はずいぶんとひなびている。本当に国境貿易をしているのだろうか。

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チン州のインド国境、リーコーダ(Rihkhawdar)に行ってきた(その1)

「何も見せなくても自由にインドに行けるよ」と、チャーターした車のドライバーKさんが盛んに力説する。インドのビザを持ってない私だったが、彼の言葉に心が惹かれた。ここリーコーダ(Rihkhawdar)・ゾーコーダ(Zokhawthar)の国境は2018年8月に外国人にもオープンになったばかりの国境で、インドビザさえあればインドに入国できる。

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中国料理だけどハラル、マンダレーレストラン(Mandalay Restaurant)

今回のエンヤンミーティングはパンデー(Panthay / ပန်းသေး)と呼ばれる中国系ムスリムの店、マンダレーレストランだ。レストランへ向かう途中、タクシーの運転手にマンダレーレストラン知ってる? と聞いたところ、「知ってるよ。うまいからね」という返事、地元ではけっこう知られているようだ。

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納豆大国ミャンマーの粉納豆

日本は納豆後進国だったという言葉が、高野秀行さんの本「謎のアジア納豆」に出てくる。そして、この本に書かれている納豆大国がミャンマーだ。ミャンマーには日本の納豆のようなネバネバ納豆もあるが、全然違うタイプの納豆のほうが断然多い。納豆大国の紹介として第一弾は粉末の納豆だ。

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