納豆大国ミャンマーの粉納豆

ミャンマーの粉納豆

日本は納豆後進国だったという言葉が、高野秀行さんの本「謎のアジア納豆」に出てくる。そして、この本に書かれている納豆大国がミャンマーだ。ミャンマーには日本の納豆のようなネバネバ納豆もあるが、全然違うタイプの納豆のほうが断然多い。納豆大国の紹介として第一弾は粉末の納豆だ。

粉納豆を最初に見つけたのは、ヤンゴンで行われた民族フェスティバルというイベントに行ったときだ。パオーのテントでお土産として売られていたのがこの粉納豆。珍しかったので即買いした。

パオー人の多くはシャン州に住む。シャンは納豆のふるさとといっていいほど多種多様な納豆がある。私が買った粉納豆はパオーのものだったが、シャンの粉納豆もある。

翌日の昼ごはんは納豆ふりかけだ。ご飯に直接かけてみた。ぷーんという匂ってくるそれは日本の納豆よりも濃い。口に入れると味は納豆そのもの。そして、ピリ辛がやってきた。パウダーの中には納豆以外に唐辛子もけっこう入っているようだ。ハーハーしながらご飯を食べる。もちろんご飯はシャン米だ。シャン米はインディカ種なのに日本米そっくりの粘りと香りだ。納豆ご飯はシャン米に限る。

そうだ、あれを入れてみようと、食材を入れた箱の中をゴソゴソと探した。出てきたのは、友人からお土産でもらった丸美屋の「のりたま」だ。日緬合作の、のりたまと納豆のコラボは絶妙だった。子供のころの大好物だったあの「のりたま」に、大人の深みと刺激が加わった。

ただ、ミャンマーでは納豆を直接ご飯にかけるというような食べ方はあまりしない。多くは調味料として使ったり、他の食材と和えたりと、ひと手間ふたも手間もかけて使う。なので、この粉末になった納豆は調味料として使うのにうってつけだ。シャン料理の店に行くと、納豆チャーハンという粉納豆を使った料理もあった。

ミャンマーの納豆について気になった方、ぜひ高野さんの「謎のアジア納豆」を読んでほしい。読み物として非常に面白いし、最後は文化論にまで話が広がる。読後にはあなたも納豆の大ファンになっているだろう。

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2019年11月15日(金)

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