日本から来た友人がヤンゴンで隔離中

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日本に住む友人がANAの直行便でヤンゴンにやってきた。空港からホテルへ直行した友人は新型コロナウイルス対策のための隔離生活に入った。一切の外出が認められていない友人に差し入れを持っていこうと、パークロイヤルホテルへ向かった。

ミャンマーでは4月1日から国際旅客便が停止され、外国人がミャンマーに入国するのは基本的には認められていないが、特例措置がある。友人はその特例としてミャンマーにやってきたのだ。

月に数便飛んでいるANA直行便の場合、成田からヤンゴンの便はミャンマー人および貨物専用便ということになっているが、20名程度の日本人枠がある。それが特例の枠である。

新型コロナウイルスのため、4月ごろにミャンマーから日本に一時帰国した日本人は多い。しかし、一時帰国がかなり長くなり、ミャンマーにすぐにでも戻りたい日本人が私の周りにもかなりいる。ということで、この20人枠の倍率がかなり高いらしいが、友人は運良く枠に入れたのだ。

友人は、ミャンマー行きのANAに乗る5日前からホテルで自主隔離に入った。また、搭乗3日前にはPCR検査も受けた。陰性証明書を無事取得した友人は成田の搭乗ゲートへと向かった。

11:35の定刻に成田を離陸したANA便、20人枠の日本人乗客は全員ビジネスクラスのシート限定だった。ミャンマー人乗客もけっこういたが、エコノミークラスだったという。

ヤンゴン空港に到着後、入国手続を終えた日本人は全員集められ、空港の裏口から専用バスに乗った。向かった先は、パークロイヤルホテルだった。パークロイヤルホテルは何箇所か政府により指定されている隔離専用ホテルのひとつだ。8泊9日のホテル隔離を終えたあと、1週間の自宅隔離に入る。それを終えて晴れて自由の身になる。

ホテル自体はヤンゴンでは名の知れた高級ホテルなので、かなり快適らしい。ただ、隔離なので部屋から一歩も外に出ることは許されていない。食事は3食ともホテル提供の弁当だ。日本食も出てくるしけっこう美味しいらしい。ただ、ご飯の量が少ないことが友人にとっての唯一の悩みだった。

ということで、友人の悩みを解消すべく食料の差し入れをすることになったのだ。幸い、彼がいるパークロイヤルホテルは我が家から徒歩15分くらいのところにある。

私がスーパーで買ったのは、カップラーメン、バナナ、サヌエマキン(もち米で作ったお菓子)、プレーンクラッカー、もち米で作ったミャンマーせんべい、インスタントミャンマーミルクティーである。これらを持ってホテルへ向かった。

ホテルのレセプションで差し入れを渡すと、すぐに友人の部屋に持っていってくれた。無事差し入れが届き、ガラス窓の向こうから友人が手を振っていた。



以下は、友人から届いた写真です。

 

 

 

ヤンゴン近郊にオープンした体験農園へ行ってきました
手作り感満載のコロナ対応タクシー
 

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2024年11月21日(木)

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