ミャンマーの新年とカウントダウンコンサート

ミャンマーの新年とカウントダウンコンサート

1月1日のミャンマーはいつもの日と変わらない。そもそもミャンマーの新年は4月中旬で、1月1日は休みでも何でもない普通の日だ。今年はたまたま日曜日だったので休みだったが、土日じゃなければ会社も役所もみんな開いている。本当に全く何もない1月1日だ、のはずだった。

ところが最近はちょっと変わってきた。今でも住宅地は昔ながらの市場は変わらないが、近代的なショッピングセンターではニューイヤーセールを見かけるようになった。そして、いつの頃からか年越しのカウントダウンコンサートが野外で開かれるようになった。

12月31日の夜、ロイコーへの旅から帰ってきたら外で大きな音が響いていた。家の近くのグラウンドではここ数年、カウントダウンコンサートをやっているのだ。窓を閉めていても外から大きな音が流れてくる。立て付けの悪い窓はドラムとベースの音に合わせてビリビリ鳴っている。ということで、グラウンドまで行ってみることにした。新年の30分くらい前だった。

人だらけだった。屋台もたくさん出て、若者グループや家族連れでどこも賑わっていた。ミャンマーの祭りでよく見かける人力観覧車もあった。中には、何をやっているかよくわからないコーナーもあった。そして、大音響のする方へ向かった。

グラウンドはフェンスで区切られていて、コンサート会場はフェンスの向こう側だった。ゲートをくぐり向こう側に入ると、若者だらけだった。みんな、ロックの大音響に合わせて跳ねていた。欧米人のグループもいて、その中の一人の若者などは酒を飲みすぎたのかへべれけで、立っているのがやっとの様子だ。

新年はすぐに来た。MCのカウントダウンにみんな声を合わせていた。2017年になった! 花火がすぐ近くで上がり、みんな大騒ぎ。ステージからのサーチライトが空を幾筋も巡った。ロックグループの後はラップシンガーの登場。低音がブンブン鳴っていた。観客はずっと跳ねている。さすが若者たちだ。

静かなミャンマーの新年の中で、このコンサート会場だけは別だった。ロンジー姿はほとんど見かけない。音楽はロックやラップ。そのあたりの国と何も変わらなくなってきている。

家に帰り、小腹が空いた私は会場で買ったチャーザンジョー(焼きビーフン)を口にした。

ジャリジャリ

売れ残ったチャーザンジョーには会場の砂埃が落ちていたみたいだ。年越し蕎麦ならぬ年越しビーフンは失敗に終わった。

辺境地を旅行予定の人は注意を(入域許可申請の停止)
変わりゆくミャンマー、変わらないミャンマー
 

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2020年07月10日(金)

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