マイクロソフトがミャンマー語の Unicode 移行に協力
このブログでもミャンマー語フォントの問題を何度か書いたが、ついにマイクロソフトが動くことになった。ミャンマー語(ビルマ語)フォントの問題は根深く、ミャンマー国内では世界標準のUnicodeから外れたZawgyiフォントが一般化してしまった。これをUnicodeに変えるのは大変なことと思っていたが、マイクロソフトの協力は大きな助けになる。
こちらが 7Day Daily の11月1日の記事だ。なお、この記事自体がZawgyiフォントを使っている。
Windows 0S で 標準システムへの移行に役立つようMicrosoft が協力
Windows OS を使っているコンピュータ、タブレット、スマホで Unicode ミャンマー語にスムーズに移行できるように協力するとのマイクロソフトからの申し入れがあったと、ミャンマーコンピュータアソシエーションより発表があった。
マイクロソフトからの技術支援なので、ミャンマー政府と共同で行っていく予定もあると、ミャンマーコンピュータアソシエーション秘書の ウー・トゥントゥラタッが語った。
国内で使われているZawgyiフォントからUnicodeフォント に変えるときに、ユーザー側ではいろいろな混乱が出てくるので、混乱が少なくスムーズに変えることが重要だ。WInodos OSを使用している製品全てに対してマイクロソフトが協力する。
Windows OSでミャンマー語が前より便利に使えるようになる。国内ではWindowsを使う人が多いため、このように言語システムをスムーズに変えるには6ヶ月から9ヶ月の時間をかける必要がある。
ミャンマーコンピュータアソシエーションは、Windows OSのみならず、Andoroid を使っているスマホもミャンマー語標準システム に変えるよう国内のスマホ会社と会合を持つ予定だ。
ここに書かれている「標準システム」というのはUnicodeシステムのことだ。具体的な協力方法は書かれてないが、Windows OS の中に Unicode と Zawgyi の自動変換プログラムを組み込むのだと思う。Zawgyiで書かれた文章を自動でUnicodeに変換して表示するというシステムが理想的だが、それができるのだろうか。
実際の移行にかかる時間は6ヶ月から9ヶ月と書かれている。新たなプログラムを開発するのにも時間がかかるので、実際には今から1年くらいはかかるのではないか。また、Windowsだけの問題ではない。Mac、iOS、Android も同じく変えなければならない。Google や Apple も協力してくれるだろうか。
すぐにとはいかないだろうが、やっとUnicode化する具体的な道が見えてきた。
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