養殖場を見に、エヤワディー川のほとりの町へ行ってた

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ある日、友人が「今月、トワンテーの方にあるアガーという町で親戚が養殖場の魚を捕まえるんだけど見に行かない?」と誘ってくれたので、久々のショートトリップということで、早速行くことに。

当日はヤンゴンを朝8時に出発して、ラインタヤーでミャンマー人のお友達と合流。壺の町トワンテーまでの超絶悪路を乗り超え、そこから南へ南へ・・・途中から西へ西へ、緑豊かな道を進んだその先のエヤワディー川沿いにあるチャイトーという町に11時ごろ到着しました(トワンテーの近くだと思っていた私は少々騙されて気分ですが、ミャンマーなのでこんなこともあると納得)。

そこから船に乗って川を渡り、細い水路を行ったその先に魚の養殖場がいくつもありました。粘土質の土地をくりぬいて作った池は10エーカーあるそうで、私が着いた時は池の水が胸の位置くらいまで抜かれていました。

大きな網を持った日雇いの村人が池の中に並んで進み、追い込んで獲る仕組みで、みんなずんずんを魚を追い詰めています。追い詰めた魚を種類別に分けて袋やかごに詰めて小舟に載せて川まで運びます。川岸に待機している大きな船に載せ替えてヤンゴンのチンミンダインにある魚市場に運んで売るそうです。

この池には5種類の魚がいて、その魚たちを1年に一度3日間かけてとるそうです。私が行った日は2日目だったのでまだ水の量が多かったのですが、最終日は水量がかなり減るので根こそぎ魚が取れるそうです(小さい子はもう一年育てる)。大きな池の魚をとった後は、隣の小さな池に育てられている稚魚を大きな池に移してまた一年育てるそうな。

池のオーナーさん達に聞いたところによると、1年に3日だけの魚の収穫で一年分の収入(約1億Ks / 約700万円)が得られるそうで、かかる経費は3,000万Ks(約210万円)位とのこと。でも、魚は生き物なので毎日きちんとお世話をしないといけないし、病気や天候にも左右されるので、きちんと勉強していないと難しい商売だと言っていました。

普段の仕事は魚の健康管理、エサをあげたり(エサは古米を炊いたものとおがくずみたいなのが混ざったもの)池の修繕、水量の調節、魚泥棒の監視など。結構やることが多くどこか出かける時も誰かは必ず残らないといけないし旅行など行くのも難しいみたい。

あと、魚のおなかにうんちが入っているとあまり高く売れないそうで、魚を捕まえる前日の夜、池をボートでぐるぐる回ると魚がビックリしてうんちをするという豆知識も教えてくれました。

このオーナーさんは奥さんを早くに亡くし、父親だけで子供を育てあげたそうです。その息子さんが5年間韓国で稼いできたお金を元にこの商売を始めたので、無借金経営とのことです。しかし、ほかの池のオーナーさんは借金を抱えている人がほとんどで、収入はあまり多くなく生活が大変な人も多いよう。

漁が終わったあとはお昼ごはんをご馳走になりました。おかずは、魚の腸の揚げ物というものすごく珍しいものがありました。魚の腸(内臓)を魚の油でゆっくり揚げた一品で、腸が揚げパスタのようにひょろひょろしていました。塊はたぶん肝臓でレバーの味がして食感はサクサクしておいしかった。ちなみに、これらの料理はヤンゴンのミャンマー料理屋でもあるところはあるそうですが、ものすごく貴重なうえに高いとのことです。

 

本当は、漁は早朝から始まって9時ごろには終わるそうですが、この日は私たちのために遅めスタートにしてくれたそうです。ミャンマーの皆さん、本当に優しくてありがたい。 

帰りに「魚あげるよ!」と言われましたが、自分で調理する自信がなかったので丁重にお断りしました。そして、みんなに支えられながら小舟に乗って養殖場の池を渡り(お兄さんとわんこは池を泳いで渡り見送ってくれた)、歩いてエヤワディー川の船着き場までたどり着きました。その後、船に揺られチャイトーに戻り、2時間半かけてヤンゴンに戻りました。

久々の田舎旅。やっぱり田舎の人たちは心豊かでいいなーと思うショートトリップでした。

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2019年10月17日(木)

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