ミャンマーで一番人気の魚、ンガタラウッ(イリッシュ, ヒルサ)を食べた
ミャンマー人の大好きな魚にンガタラウッという魚がある。ミャンマー以外では、イリッシュ(Ilish)とかヒルサ(Hilsa)とか呼ばれている魚だ。味は抜群で骨まで全部食べられるとミャンマー人絶賛のこの魚を食べてみたくなり、近くにある市場、タンゼーに出かけた。
路上魚屋のおばちゃんにンガタラウッはどれかと聞くと、けっこうでかい魚を指差す。見た目はあまり特徴のない姿。値段を聞くとなんと20,000チャット(約1,420円)。1ペイタ(重量の単位で、約1.6Kg)以上あるという。思っていたよりかなり高い。他にも2店聞いたが、同じ値段だった。いくら親戚家族にごちそうするといえ、1.6Kgは大きすぎる。
結局、近くにあるスーパーのオーシャンで6,000チャット(約420円)で買った。重さは忘れたが、たぶん500gくらいだったと思う。
ところで、このンガターラウッは南アジアから中東にかけて食べられるニシン科の魚で、特にバングラディシュでは国の魚、国魚と呼ばれるほど有名らしい。ということもあり、ミャンマー国内で消費する以外にも輸出が多くて最近は値段が高騰しているらしい。
ミャンマーでのンガタラウッの料理方法はいくつかあるが、一番有名なのが長時間煮るか圧力鍋を使った煮魚だ。この煮魚は缶詰の魚のように骨までまるごと食べられる。他には油で揚げたりするらしいが、骨が多いので食べるのに手間がかかるという。
ということで、今回は圧力鍋による煮魚だ。出来上がったンガタラウッのミャンマー風煮付けは、脂の乗ったサバの味噌煮のよう。うまい。味噌は全然使ってないのに不思議だ。ただ、ミャンマーでは高血圧の人はンガタラウッを食べないという。脂質が多いという理由からだ。
次は刺し身で食べてみたいと思ったが、さすがに生はやばそうだ。ンガーキン(焼き魚)にしてみよう。
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