なぞのフルーツを食してみました
知っていそうで知らないミャンマーの(?)フルーツを貰ったので食べてみました。
その名は「オゥーシェーディー」
大きさはグレープフルーツを2つ重ねたくらいの大きさ。
見た目の印象は梨
外からの香りはカリンのようなほのかな香り
堅さは本当にカリンのようにカチカチのフルーツ。
噂には中国や韓国ではよく食べるらしいのですが、聞いたことはありません。
そして切る前に聞いた中身の情報は、
中は黄色くて真中には赤い種。種の中は接着剤のような液体が入っていて、くっつくとネバネバするそうで、なんと、賞味期限?は収穫から3カ月くらいだそうです(切る前)
う~ん・・・どんな食べ物でしょう・・・?
と言うことで切ってみました。(割ってみた)
・・・これは何でしょう??
なんだかホクホクしています。
早速食べてみると・・・・
味・食感・風味・ついでに繊維感も・・・すべてが安納芋です!
食べても食べても安納芋。
ちょっと渋苦い感じも安納芋。
このフルーツは芋の実なのでしょうか?
これで焼酎をつくったら結構おいしいのではないか?
と、思わずには居られません。
ちなみに、このフルーツはミャンマー歴の長いエンヤンチームで試食したのですが、誰一人食べたことがある人はいませんでした。
もしかしたら和名があるのかもしれませんが、分からないのでとりあえず「焼き芋の実」という名前にしてみました。
もし、このブログを読んでこの実の名前を知っている方がいらっしゃったら教えてください。
まだ見たことも食べたこともない皆さんは、是非探してみてください。美味しいですよ。
コメント
オーシッディーのなる木、オーシッピンの和名はベルノキ(別名:マルメロ)で、学名はAegle marmelos、なんとミカン科です。
殻からは精油(Marmelle oil)が採れる他、飲料、ニス、染料、洗浄剤、香水、薬と、花も葉も果実もマルチに使え、ヒンズー教では聖木だそうです。
ピーからエヤワディー川を横断してラカイン州に向かう途中、パテイン-モンユワ道路が十字に交差する交通の要衝がありますが、その田舎町は、その名もオーシッピンです。
あたりはヤンゴンよりやや降水量が少なそうで、植生で言えば落葉混交樹林帯で、実際オーシッピンも落葉樹です。
町や村ではこの実を見たことありませんが、森で落ちているのを見たことがあり、ゾウは大好きなようで、顔色一つ変えず、一噛みでカプッと噛み砕いてました。彼らが肉食獣じゃなくてよかったです。