5年ぶりにスマホを買い替えた(ソニーからサムスンへ)
5年間使っていたスマホをついに買い替えた。今まで使っていたのは2014年にヤンゴンで買ったソニーの Xperia Z Ultra という機種だ。一部マニアの間ではズルトラという愛称で呼ばれいて、当時としては異例の大画面スマホだ。
この大画面スマホを私は非常に気に入っていたのだが、5年も使うとかなりへたってきた。バッテリーは15分くらいしかもたないので、常にモバイルバッテリーとペアで使わなきゃいけない状態だ。それに、OSが古いためインストールできないアプリも増えてきた。ということで、買い替えを決心した。
モバイルショップに行くと、以前とかなり雰囲気が違っていた。ファーウェイ、シャオミ、OPPO、VIVOなどの中国ブランドが非常に目立つ。それ以外だとiPhoneとサムスンぐらいだ。ソニーはというと、置いていない店が多いし扱っていても隅の方に追いやられている。HTC、ASUS、ノキアなども風前の灯だ。
それに、あることに気がついた。中国製とiPhoneとサムスンについては最新機種も売っているのだが、それ以外のソニーを含むメーカーは最新機種は売ってなくて型落ちの売れ残り製品ばかりだ。店員に聞くと、最新機種が入ってこないし、いつ入荷するかも未定だという。当初は今年3月に発売されたソニーの Xperia 10 を購入予定として考えていたのだが、この機種が将来ミャンマーに入ってくるのかどうかも分からないという。
ソニーが東南アジア市場からスマホを撤退するというニュースをちょっと前に見たが、どうも本当らしい。それにソニーだけでなく、中国以外のあまり売れていない他のメーカーもミャンマー市場から撤退しそうな雰囲気だ。
あるスマホショップの店員の話だと、今ヤンゴンではファーウェイとシャオミが一番売れていて、OPPOとVIVOは2強に比べるとちょっと落ちるという。サムスンは以前は非常に強かったが今はちょっと・・・らしい。iPhoneも以前は憧れの機種だったが最近はそれほどでもないらしい。その他のメーカーはソニーも含めて「売ってないよね」という話だった。
この状況は私にとっては困ったことだ。ヤンゴンでスマホを買うとなると、選択肢は中国メーカーかサムスンかiPhoneということだ。iPhoneは高くて買えない。中国メーカーはセキュリティーの問題があるので、これを選択するという勇気は私にはない。となると、残るはサムスン一択という悲しい状況だ。コストパフォーマンスからいえば中国製が圧倒的にいいのだが・・・。
ということで、購入したのは4月に発売されたばかりのサムスンの Galaxy A50(6GB/128GB)だ。購入価格は519,000チャット(約38,200円)。予約購入をしたのでモバイルバッテリー2個とミニスピーカーとTシャツがおまけに付いてきた。
そうそう、ミャンマーでスマホを買う時に注意しなければいけないことがあった。アプリサービスだ。購入時にミャンマーで人気のアプリを無料でインストールしてくれるのだ。ショップはサービスの一環としてやっているようだが、中にはセキュリティー的に危ないアプリが含まれている場合が多い。モバイルショップの店員にセキュリティーの話をしても「何の話?」というほどセキュリティーについての関心が薄い。なので、アプリサービスは絶対に断ったほうがいい。
5年ぶりの新しいスマホはなかなか快適だ。画面は以前より小さくなったが、慣れるとそれほど気にならない。一番気に入ったのがフォントの切り替えだ。Android9.0では、ビルマ語(ミャンマー語)のZawgyiフォントとUnicodeフォントの切り替えが設定画面で簡単にできるのだ。それに、顔認証と指紋認証も便利だ。
しかし3日後、このスマホが1,440分間使用不能という事態に陥った。
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