ドンムアン空港のタクシー、ターボメーターにご注意
先週、急遽ビザの更新でバンコクに行ってきた。私が乗ったAir Asiaの最終便がバンコクのドンムアン空港に着いたのは夜の12時前だった。夜中なのになぜかイミグレは長い行列、結局イミグレを通過したのは深夜1時半だ。
この時間だとエアポートバスはもうないので、タクシーに乗ることにした。空港内のタクシー乗り場から乗ったタクシーは愛想のいい運転手だった。「タイは何回目だ」とか、「両替はしたか」とか、スマホのGoogle翻訳を使って話しかけてくる。私はタクシーがメーターで走っているか気になったが、ちゃんと数字は動いているようだ。メーターの前に魚の飾り物があり数字はよく見えなかったのだが、まあだいじょうぶだろう。
深夜だったので、車はスムーズに友人のSさん宅に向かっている。20分ほどしてSさんのマンション前に着いた。運転手が「魚」を上にたくし上げてメーターの数字を私に見せ。英語ではっきりと
「ファイブ・シックス・スリー」
と言った。
うん? ドンムアン空港から市内は200バーツくらいだったはずだが。Sさんに電話をすると、
「そりゃおかしい、マンションの敷地内にタクシーを入れるように」
との返事。なぜか躊躇する運転手にマンションの敷地に入るよう促した。
バンコク在住20年以上のSさんはすぐにやってきて、タクシーの運転手と何やらタイ語で話を始めた。私はそれを眺めるだけ。話はまとまったようで、私は結局263バーツと空港使用料の50バーツ、合計313バーツを払った。
タクシーが去った後に、Sさんに運転手との話の内容を聞いた。Sさんは、空港から563バーツは高いだろうと運転手に言ったという。メーターは263だったが、見間違って563と言っただけだとの運転手の答え。その時には運転手はメーターの表示を消してしまっていたので、どっちの数字が本当の表示だったかの証拠はない。写真を撮っとけばよかった。
Sさんの説明だと、このタクシーのメーターはターボメーターだろうとのこと。どっかのスイッチを入れるとメーターにターボがかかるわけだ。私は初めての経験だったが、外国人客にはターボメーターを使うタクシーがけっこうあるそうだ。特に空港タクシーは多いという。タイ語が全く話せない私はいいカモになるところだった。空港の外に出てタクシーをつかまえると、こういう違法メーターのタクシーはほとんどないらしい。
今回はエアポートバスが全て終わった後だったので仕方なくタクシーを使ったが、本来はもっと早い便に乗り、市内までバスを利用すべきだった。30ドルをケチって遅い便にしたのが私の落ち度だった。まあ、そのおかげでいいブログネタになったということはあるが。
そうそう、マンションの敷地内にタクシーを入れたのは理由があった。万一運転手と大きなトラブルになったときは、マンションの警備員が助けてくれるからとのことだった。深夜に一人でタクシーの運転手とトラブルになるとやばいこともけっこうあるとのこと。みなさん、ご注意を。
コメント
ひょっとしたら、タクシー空港到着時にメータをリセットせずに、魚の飾り物で100の位の数字を隠していたのでは無いでしょうか?
これも、空港に限らず良く経験しました(笑)。
もしかしたら、そうかもしれません。深夜のタクシーなのでちゃんと気をつけるべきでした。最近ヤンゴンではGrabタクシーばかり乗っていたので、警戒心が薄れてました。