ロックミュージシャン、ノーノー(Nor Naw)の結婚式〜ホテル編
教会での結婚式のランチで腹いっぱいになったが、夕方になるとまた腹が減ってきた。何か口に入れたかったがここは我慢だ。というのも、夜7時からロッテホテル(韓国のロッテ資本)で披露宴が待っているからだ。タクシーは、インヤ湖の西側湖畔につい最近オープンしたばかりのロッテホテルにタクシーに到着した。
出来たばかりのピカピカホテル、着飾った女性客やズボンをはいた男が多い。私はわざわざカチンロンジーを新調したのだが、ちょっと浮いているかも。向こうから静かな音楽が流れてきた。弦楽合奏の生演奏だった。ミャンマーでこういうのは初めてだ。わざわざ今日の披露宴のために新郎新婦が呼んできたそうだ。
会場までの通路の両側には大きくプリントされた二人のラブラブ写真が何枚も飾られている。見ている私がちょっと恥ずかしくなるような写真も。結婚式にこうした写真を飾るのはミャンマーで流行っているようだ。
照明が落とされた会場に入った。かなり広い。聞くところによると500人分のテーブルが用意されているとのこと。まだ客はまばらだが、一緒に招待された友人たちは既に来ていた。
しばらくして聞き覚えのある歌が聞こえてきた。朝の教会で歌っていたアイリンズィンマミンだ。式のスタートだった。この曲の後に中央花道を新郎新婦とその家族が入場してきた。
牧師の話も始まったころ、待ちに待った食事が出てきた。今日は中華が基本のコース料理、ミャンマーの結婚式でコース料理を経験するのは初めてだ。ミャンマーではホテルでの披露宴でも昼間にやることが多く、軽食にデザート程度が基本だからだ。
大きな皿にちょろっと盛られたいるのを見ると何でも高級料理に見えるから不思議だ。ということで、今日出てきた料理を順番に全部一気に紹介する。ひとつひとつの量は少なくてもいくつも出てきたので、最後は満腹だった。みな上品な味で満足だった。
次は Deap Fried Prawn Mayonnaise with Assorted Fruit のはずだが、写真を撮りにステージに行っている間だったので、食べ損ねた。
牧師の話の後はノーノーの友人たちによるステージが始まった。それぞれ1〜2曲づつで、ノーノーも入れて総勢17人による豪華なステージになった。ステージで歌う歌手や曲目は最初から決まっていたわけではないという。披露宴に来てくれたミュージシャン仲間に、歌ってもらえるかどうか一人ひとりテーブルを回って聞いたらしい。ということは、みんな飛び入り&友情出演だ。
17人の歌手による歌が全て終わった。すると、まるでコンサートが終わってしまったかのようにみな帰り始めた。私も外に出た。ノーノーとマ・イイが仲よく手をつないで歩いている大きな写真があった。二人ともいつまでもお幸せに。
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