ミャワディに行ってきた(1)〜タイのメーソートはミャンマー人でいっぱい
タイ国境の町、ミャワディに行ってきた。ミャワディからタウンイン(タイ語ではムーイ)川という小さな川を渡るとタイのメーソートだ。今は外国人もこの国境から正規に出入国できる。
ヤンゴンからミャワディまでは毎日バスが出ている。今回乗ったバスはヤンゴンを夜8時半発でミャワディに朝6時半に着いた。帰りは、朝10時ミャワディ発で、ヤンゴンに夜9時ごろ到着だった。
メーソートで公務員をしている知り合いのミャンマー人がハイエースをチャーターしてくれた。ミャンマー人2名日本人1名の大名旅行だ。ハイエースはまず国境の出境ゲートに向かった。ゲートでは簡単な書類を渡しただけで、パスポートチェックなし。普通はここにあるイミグレで出国手続きをするのだが、私も同行のミャンマー人二人もフリーパスだった。車をチャーターしてくれた知り合いによる公務員パワーなんだろうか。
国境にかかる橋は全長1kmほど。歩いて渡る人もいる。タイ側に入ると道が広々して車の数も少ない。我々が乗ったハイエースは、日本と同じ左側通行のタイの道路を軽快に飛ばす。さっきまでの、混み合った右側通行のミャンマーの道路とは大違いだ。このハイエース、今日はミャンマー人のツアーコースを回っていくそうだ。
ミャンマー人のツアーコース? そう、最近ミャンマー人もアセアン各国をノービザで旅行できるようなったのだ。その一番人気が隣りのタイ。陸路で渡れるメーソートはお気軽海外旅行としてミャンマー人に大人気らしい。
お寺を何ヶ所か回る。どこもミャンマー人でいっぱいだ。おばちゃんのロンジー姿で一目瞭然だ。止まっている車のナンバーを見てもミャンマーナンバーが多い。言葉もいたるところからミャンマー語が聞こえてくる。
買い物コースとして、ショッピングモールのロビンソンに立ち寄った。店員に声をかけるとミャンマー人の店員が多い。もしかして、半分以上はミャンマー人店員? 店の案内にもいろんなところでミャンマー語が併記している。日本では中国人観光客の爆買ツアーというのが流行っているそうだが、ここメーソートはミャンマー人による爆買ツアーだった。
ちょっと前までメーソートにミャンマーから来るのは「難民」だった。それが今ではミャンマーから来るのは「観光客」だ。そういや、ミャンマーが民主政権でタイは軍事政権だった・・・。
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