ヤンゴンで初めて見たレッカー車移動
昨日、ボージョーマーケットの裏にあるヨーミンジー通りを歩いていると、プープープープーという断続的なクラクションの音に振り返った。おおお、これは紛れもないレッカー車。ちょうどワゴン車を引っ張っていくところだった。3年半ヤンゴンに住んで初めて見たレッカー車移動だった。
レッカー車が通り過ぎた後、もう1台の空のレッカー車がやってきた。目の前にはベンツ。レッカー車はベンツの前に止まった。警察官もやってきてナンバープレートやら何やら記録し始めた。作業員はベンツの前輪を持ち上げてレッカー車に連結した。次は後輪の作業に入った。
知らないうちに周りに野次馬も集まってきて、珍しそうに眺めている。野次馬の一人によると、警察に80,000チャット(約7,100円)の罰金と、別途レッカー車代を払わなければいけないらしい。後で友人のミャンマー人に聞くと、レッカー車代も含めて全部で130,000チャット(約11,600円)かかるらしい。
ヤンゴンでは最近慢性的な渋滞だが、渋滞の原因の一つとして路上駐車もある。一応、道路毎に路上駐車していいかどうか決まっているらしい。このヨーミンジー通りでは一方通行になっていて、駐車可能なのは右側だけらしい。でも、既に右側は一杯で駐車スペースがない。そこで左側にも勝手に止めている車がたくさんある。それはここだけでなく、そこら中の道路がこういう状態だ。
それに、どこが駐車可でどこが不可なのかの表示はどこにもない。一度公表はされて、その道路沿いに住んでいる人は分かるのだが、他から来た人はあまりよくわからない。ただ、駐車不可というのがわかっていても勝手に駐車するのだろう。というのも、駐車違反を今までほとんど取り締まってなかったからだ。
それが去年の乾季が始まるころ(10〜11月くらい)から徐々にレッカー車による取り締まりを始めたらしい。私は昨日初めて見たが、友人は何度か見たことがあると言っていた。
これからどんどん取り締まって欲しい。と、車を持ってない私は思う。
※チャットレート(2016/6/13)1円=11.22Ks
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