田舎でダザウンダイン満月のお祭りを 〜クンチャンゴン編〜
たまにはヤンゴンの街を離れてダザウンダインの祭り(11月頃、ダザウンモウン月の満月に行われる)を楽しもうと思い立ち、程よく離れたピャーポン/Pyapon(エーヤーワディ管区)へ向けて出発しました。
道路の状態もまずまずで、調子よくドライブしていましたが、コームー/Kawhmuを過ぎたあたりで少し道の状態が悪くなってきました。苦笑いをしつつ先へ進む我々。(コームーは2012年4月の議会補欠選挙でアウンサンスーチーさんが国民代表院選挙に立候補し、当選した地)
更に行くと、道路沿いの家で盛大に何か振る舞われています。この時期、ミャンマー中で開かれるネイバンゼー(食べ物などを振る舞う)の田舎版かと思い、車を止めて写真を取りに行くと、村の女性の誕生日でした。道行く車にも「食べていきなさーい」。中には、本当に車を止めてピックアップトラックの荷台からぞろぞろ降りてくる若者集団も。
クンチャンゴン/Kungyangonを過ぎたあたりで、雨季の間にボロボロになった道路の補修が始まっていました。あまりの状態の悪さに、この先は補修が終わった頃にしようということになり、少し引き返してクンチャンゴンまでとしました。ヤンゴン管区側に留まることになってしまいましたが、目的はヤンゴンの街脱出なので十分OK。
クンチャンゴンでは、本物のネイバンゼー。すごい行列。「ちゃんと座って待たない人は、くじ引きなしーっ!」と係りのおじさんが叫んでいます。
夕方、涼しくなってきたので、市場近くの小さな船着き場から手漕ぎボートに乗ってみました。地域の人々の生活の足ですが、他にお客さんもおらず、「ずーっと先に行って戻ってきてあげるよ。」と言われるがままに乗船。のんびり気持ちいい。
日が暮れてくると、パゴダに沢山の蝋燭が灯されました。
夜は町の入り口辺りでショーがあると教えて貰い出かけました。夜店が沢山。綺麗な満月だなぁと眺めていると突然、「出演者のみなさーん、沢山の観客が待っていますー。申し訳ないですよー。早く集合してくださーい!」とのアナウンスが。昔、ザップエという、歌・踊り・劇・お笑いなどが夜通し繰り広げられる大衆芸能をよく観ていましたが、こんなアナウンスは初めて。でも、幕が上がり納得。町内会の出し物大会のような感じですね。
大勢での歌が終わると、伝統舞踊。そして、いつの間にかカラオケ大会に。歌声は12時頃まで続いていました。
翌朝の食事時、地元の人に、「折角だから、ついでにレッココン/Letkokkoneに寄って美味しい魚を食べてきなよー」と勧められるがまま、クンチャンゴンを出発。
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