インターナショナルスクール・カエイさんの米農家見学
ヤンゴンにあるThe Khayay School(カエイ・スクール)さんが、
11月19日に食育の一環として米農家社会見学会を実施。
ヤンゴンの農家さんにお伺いできるまたとない機会と、保護者に交じり同行させていただきました。
同校はインターナショナル・スクールのひとつ。
現在、約20か国、18ヵ月~小学校低学年の子供たち約130人が通っています。
今回の遠足には保護者を含む約200名が参加しました。
渋滞などに巻き込まれつつ、バスに揺られること約1時間半。ヤンゴン北部のミンガラドンに到着。
ミンガラドンは、空港があることで知られていますが、農家が多いエリアでもあるそうです。
辺りは緑の草地が広がり、牛やアヒル(カモ?)がいたりと、とてものどかな雰囲気。
遠くには、黄色に実った稲穂いっぱいの田んぼも見えます。
子供たちはここで一旦バスから降りて別行動。
トラクターなどの農業機械や稲などを見せてもらうことになっています。
他方の大人たちはというと、お世話になる農家さんの農園へ先に向かい、子供たちを待つことに。
今回お邪魔するのは、国内で高級米とされるポーサンムエという食用米を主に生産している
AAE Co.,Ltdという会社です。
130エーカー(約526,000㎡、東京ドーム11個分以上!)の田んぼを束ねる大規模な農園で、
もともとは種籾を作っておられたそうです。
大きな土地を何区画にも分け種作りを行っていたのですが、あぜ道は狭く複雑に入り組み合い、
トラクターなどの乗り入れが難しかったため、約5年前に区画を整備。
さらに種作りは大変手間がかかるということで、食用米の生産に方向転換したとのことでした。
今年は乾季に入ったというのに連日の大雨。
いつもは11月頭に収穫を行うのですが、天候不順で収穫が遅れ、
稲を刈るのは12月になりそうだと嘆いていらっしゃいました。
米の価格に響くのではないだろうかと、一消費者としての心配がムクムク湧いてきます…。
そうこうするうちに子供たちが到着。
米の脱穀の様子や、プロジェクターによる米作りの説明の後、農家さんへのQ&Aタイムへ突入。
「どうしてお米作りをすることにしたんですか?」
「お米の種ってどうやって作るんですか?」などの質問が子供たちから投げられていました。
あっという間の3時間。小旅行の疲れもあってか、帰りは子供も大人もバスの中で爆睡。
学校からの帰り道、農家さんからいただいた稲穂を、
大切そうに持って歩く子供たちの姿が印象的でした。
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