台風直撃でもANAは飛んでくれました
先週の月曜日、台風9号が午前9時ごろ神奈川辺りに上陸しましたが、そんな中私は、伊丹ー成田・成田-ヤンゴンという便に乗ってミャンマーに戻りました。
前日の朝から台風の動きが気になってANAの公式ツイッターをちょくちょくチェックするも、はっきりしたことは書かれておらず、ましてや頻繁に更新されるわけでもないのでドキドキしながら過ごしました。
夕方、ツイッターをチェックすると欠航だった場合の払い戻しについての手続き方法が書いてあり、いよいよドキドキ・・・
さらに夜、自分の乗る便を検索にかけると、その飛行機がどういう状況下おしえてくれるページ誘導されました。
早速、自分の乗る便をチェックすると時刻表のような感じの画面が出て、「状況・出発予定」と書いてありました。
ホッとしたのですが、やっぱりいつ変わるかわからないので引き続きちょくちょくチェック。
そして朝、大阪は晴天ですが、関東は暴風域に入っているとの事。
取りあえず7時50分の便に乗るため伊丹空港へ・・・。
国際線乗り継ぎカウンターには羽田行き・成田行きの人が並んでいます。
乗客の不安そうなの顔を横目にANAのお姉さんは淡々と業務をこなしています・・・。
近くで「成田からユナイテッド航空に載られるお客様・ユナイテッド航空は本日すべての便が欠航になりました」という声が聞こえてくると、
（たぶん）思い余った年配女性が「ANAは飛びますか！？」と聞きました。
するとお姉さんは
「ANAは飛びます（胸を張って笑顔）」
との事！
心なしかみなさんの緊張が晴れたようです(私も）
そして飛行機は成田に向かって飛びました。
私はヤンゴンのANAのオフィスで「富士山見たいから富士山側の窓際お願いします」
とお願いしていたので、窓際の席から外を見ていたのですが、名古屋周辺までは晴れていて景色もしっかり見えていたのに、
名古屋過ぎたあたりから景色は真っ白。
どこにいるか全く分かりません。
スカイカメラによると飛行機はおそらく台風を避けて八丈島方面にぐんぐん飛んでいきます。（さよなら富士山）
ちなみにドリンクのサービスも名古屋くらいまでしていたのですが、その後シートベルトのサインが出てそのままサービスは終了。
結局30分くらい遅れて無事に成田に到着しました。
さて、次は成田ーヤンゴン
11時発の飛行機なのですが、少し遅れての搭乗。
飛行機に乗り込んだ私は（もう大丈夫）と座席にすたってすぐに寝てしまいました。
夢の中でごうごうという音と共に飛行機が揺れるので（やっぱり台風の中を飛ぶと結構揺れるなぁ・・・）
と思いながら目を覚ますと、飛行機がすごい風と雨で揺れていただけで飛行機は１ｍｍ？も動いておらず、乗った時と同じ場所に居ました・・・。
時計を見ると12時30分。1時間ほどそのままだったようです。
その後、飛行機はのろのろと動き出し、滑走路に向かいました。
スカイカメラの映像ではいろんな航空会社の飛行機が列を作って順番待ちをしています。
映像の遠くの方で飛行機が一機、また一機と滑走路に入っていく様子が見えます。
ゴーッという音が聞こえるので飛んで行っているような気がしますが、外を見ると草がざわざわとたなびいて雨も強い様子なので風の音かもしれません。
そして私たちの飛行機の順番が来ました。
飛行機は滑走路に入り、徐々に速度を上げ・・・・ず、のろのろと滑走路を進み、最終的には滑走路をそれてしまいました・・・。
（やっぱり欠航かな・・・）とあきらめかけたのもつかの間。
飛行機はまた順番待ちの列に並びました。
「今のは何だったんだ？？」と乗客の心が見て取れたのですが、私の中では（イメトレだったに違いない）と心を収めました。
そして徐々に列は進み、また私たちの順番が来ました。
今度は「飛行機は間もなく離陸します」というアナウンス付き。
滑走路に入った飛行機は意を決したように一気に加速してあっという間に離陸、そして30秒くらいで雲の上まで高度をあげました。
（この30秒のためにみんな大変な思いをしていたのね・・・）と思いつつも、無事に上空にあがって拍手したい気分。
誰かが拍手していたら便乗拍手したに違いありません。
外を見ると雲の中に虹がかかっていてとてもきれい。
残念ながら富士山はやっぱり見えませんでしたが、2時間ちょっと遅れで無事にヤンゴンに到着しました。
イミグレーションを過ぎて、ターンテーブルで荷物を待っているとANAの職員の方が声をかけてくださったので、なぜ直撃でも結構にならなかったか聞くと、
「台風は待っていたらどっかいくので国際線はあまり欠航になりませんよ」
と教えてくれました。（国内線は別だそうですが）
さすが、台風の多い日本の航空会社
多少遅れても飛んでくれるのは本当にありがたいことです。
