5年ぶりの総選挙、投票所に行ってみた
前回2015年の総選挙から5年後、2020年11月8日が選挙日だった。雨期も終わり朝から晴れた選挙日よりの日曜日、家から徒歩3分の小学校に向かった。
学校の入り口では一人ひとりチェックしていた。身分証明書と選挙人登録票を持っているかどうか見ているのだ。両方とも持っていない私はパスポートを見せたが、やはり中に入ることは拒否された。そこで、妻の付き添いで来たと言うと簡単にOKが出た。このあたりはゆるいミャンマーらしくてほっとしたが、学校の敷地内は撮影禁止だった。
今回の選挙と比較すると、5年前の選挙はずっと自由だった。投票所になっている学校の敷地内には外国人でも誰でも自由に入れたし、撮影も自由だった。それに、アウンサンスーチーが党首を務めるNLDが参加した選挙ということで、投票所はまるで祭りのような雰囲気だった。今年はコロナのせいもあるが、全体に落ち着いた感じで騒いでいる人などはいなかった。
ところで、投票所の学校から出てきた人たちをよく見ると、小指が黒くなっていた。二重投票を防ぐために小指にをベッタリと塗っていたのだ。報道によると、このインクは日本からの提供で1週間落ちないそうだ。
学校の前ではインクまみれの小指を誇らしそうに立ててセルフィーを撮っていた人がいた。
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