モバイルデータ通信、どんどん安くなる（2017年8月）

ミャンマーのインターネット、光回線やADSLなどの有線は日本よりずっと高価でスピードはずっと遅い。しかし、携帯電話のSIMカードによるモバイルデータ通信料金は日本より安くなってきた。MPT, Telenor, Ooredoo の3社による競争のおかげだ。

モバイルデータ通信の基本料は1MBが6〜8Ks前後と、3年前から変わってないのだが、各社が用意しているインターネットパッケージを使うとかなり安い。日本ではドコモ、AU、ソフトバンクなどのキャリアの場合、30GBのプランで8,000円程度かかるので、0.267円/MBだ。格安SIMだと50GBが8,000円ほどになり、0.16円/MBだ。ミャンマーの場合はOoredooの20GBが25,999Ks（約2,080円）なので、0.10円/MBだ。

インターネットパッケージ

インターネットパッケージはインターネットを安く使うためのサービスだ。インターネットパッケージを購入（有効化）すると、SIMカードに登録されている料金からパッケージの料金が自動的に引かれる。多くのパッケージは1ヶ月単位なので、購入後一ヶ月以内に使い切ったら再度パッケージを購入すればいい。

また、購入したパッケージが30日経っても残っている場合、MPTでは切り捨てられてしまうが、Telenor と Ooredoo の場合は次の月に引き継ぐことも可能だ。 30日の期限を過ぎても7日以内であれば新しいプランを購入することで、前のパッケージの余ったデータ量がそのまま引き継がれる。

おすすめは?

実はつい最近までOoredooに49,999Ksで60GB、99,999Ksで130GBという格安のプランがあったのだが、なぜかこれらの大容量プランが消滅してしまった。ということで、現在のプランだとMPTが若干高いくらいでどこも似たりよったりだ。

強いて言えば、TelenorとOoredooが余ったデータ量を次の月まで引き継ぐことができるので、この2社が若干有利だ。ただ、地域によっても接続状況が大きく異なる。電波が弱かったり、電波が強くてもその地域で回線が混雑していると接続が悪くなる。どのキャリアがいいか十分チェックしてから使うべきだ。

私が住んでいる地域は3社とも電波状況がいいので、今はなきOoredooの60GBばかり使っていた。2週間前に買った60GBのうち30GBがまだ残っている。これがなくなる前にどこかのキャリアが格安プランをまた出してくれればいいのだが・・・

（写真・文：後藤 修身）