ミャンマーの仕事

街角で見かけるいろいろな仕事人に突撃インタビュー。ミャンマー式、商いの神髄とは。

パゴダ内にいる占い師

ミャンマー人にとって「占い師」とは、悩み事や問題、ライフイベントが生じるたびに登場するごく身近な存在だ。有名占い師ともなれば、連日地元の人で行列ができるなんてことも日常茶飯事。占い待ちのお客さんに少しだけ待ってもらって、エンヤンもお世話になった先生に自身のことを語ってもらった。

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僕はもう40になるけどね、本当は小さい頃は俳優になりたかったんだ。顔が整ってるって!? ありがとう。嬉しいなあ。でもね、一方で人を助ける仕事に就きたいという気持ちもあってね。ほら、占いって人が知りたいと思っていることを教えることができるでしょ。それで、占いに興味を持ち始めたんだ。

で、1998年に、有名な占い師・ミンテンカに弟子入りして、2年後の2000年から占いを自分でするようになったんだ。占い師という職業は、学位とかステータスではなく、手に職、つまり自分で磨いてきたスキルで食べていく仕事でしょ。その点でも、僕はこの仕事が気に入っているよ。

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今では、いろいろな人が来てくれるようになって、1日50人くらいは観ているかな。結婚や、家族間の問題についての悩みが一番多いね。確かにこういう仕事をして毎日のようにたくさんの人のことを観続けていると、歩いている人を見て、たまにその人のことが観えてしまうこともあるね。でも、もちろん、わざわざ言いに行ったりはしないけどね。

(写真:後藤修身、文:菊池美弥、通訳:Laz)